「アレキサンドライト Alexandrite」


アレキサンドライト.jpg

「アレキサンドライト Alexandrite」

発見から約2世紀と宝石としての歴史は浅いが、光の違いによって色を変えるという特異な美しさを持つこと、産出量が少ないこと、非常に希少価値が高いことから、「宝石の王様」と呼ばれています。


〇アレキサンドライトの歴史
 1830年、ロシアのウラル山脈にあるエメラルド鉱山で発見されました。偶然にも発見日の4月29日は皇太子アレキサンダー(のちのアレキサンダーⅡ世)の12歳の誕生日。それにちなんでアレキサンドライトと名づけられました。


〇アレキサンドライトの産地
 アレキサンドライト発見の地、ロシア産のものは変色のバランスもよく評価が高かったが、残念ながらほとんど採り尽くされ幻となってしまいました。
 代わって世界の9割を占めるのがブラジルです。ブラジル産は色が鮮やかで変色性も高い一級品が多いです。
 新しい産出国として期待されているのが、タンザニアとマダガスカル、インドです。


〇アレキサンドライトの特徴
 何と言っても美しく神秘的な変色効果にあります。
 昼の自然光の下ではエメラルドのようにグリーンに輝き、夜の蛍光灯の下ではルビーのようなレッドに輝きます。
 なぜ変色効果があるかというとクリソベリルが含有する酸化クロムにあります。酸化クロムは、コランダムに入り込むとルビーの赤色になり、ベリルに入り込むとエメラルドの緑色になります。
 アレキサンドライトの場合、この赤色要素と緑色要素を平均的に含有するため、石が反射する光の色に変化が現れます。青みが強い光線の下では青色系の色を、赤みが強い光線の下では赤色系の色を反射するので変色効果があります。

img02.jpg



〇アレキサンドライトの石言葉
 「秘めた想い」「魅力」「高貴」
 6月の誕生石でもあります。





この記事へのコメント